
photo : yun ⇒ http://www.yunphoto.net/
父に遊びに連れていってもらったことはほとんどない。
父と対話した記憶はない。
今日は突然父への想いが沸きだしてきた。
思わず食堂で目頭が熱くなりそうになる。
こらえながら思い返すと、その予兆があったことを思い出す。
「オトウサン....」
この1週間ほどふいに内なる子供(インナーチャイルド)からの声が聞こえることが何度かあった。
5年前まで僕にとって父は憎むべき存在だった。
仕事から帰ってはお酒を飲み、泥酔して母を困らせた。
そんなときは、きまって僕や弟をからかったりして絡んできた。
僕のことを話すときはたいがい「どうせ○○は」と。
俺はそんな父を父親だと認めなかった。
出会う大人を見ては「この人がお父さんだったら」と思うことがよくあった。
絶対、父のような大人にはならないと心に誓った。
人とうまく接することができない。
他人と交流ができない。
自分は他人とは違うようだとやっと気付いたのは高校生の頃だった。
そのような状態は社会人になっても続いた。
歳を重ねれば重ねるほど人と会うことが減っていった。
友達とは一緒にいたい。でも、一緒にいると苦痛。
葛藤の中、心は病んでいった。
父が嫌い。人間も嫌い。この世界が嫌い。
苦痛ばかりの世界を、自分を、なんとかしようと色んな本を読んだり、色んなところにいった。
そんな時に知ったのが「アダルトチルドレン」という言葉だった。
アダルトチルドレンという自覚をもつ人たち集まる自助グループに何度か参加した。
あるグループに参加した時に、重度の不眠症の男性から「ここに来る人のようには思えない」と言われたこともあった。
。
「いかなる時も普通にふるまう」という家族の暗黙のルールを見透かされたようだった。
そして、拒絶されたように思えて行くのをやめた。
数年後、別の自助グループを見つけ通い出した。
しかし、そこでも空気になじめず足が遠のいていった。
8年前。あらゆるネガティブな感情のかたまりだった僕は不眠症から精神の病へと移行した。
不安神経症
鬱病
ついには自ら命を落としかけた。
そんな時に出会ったのが記述式内観だった。
紙に父や母への想いをありのまま書き出すのだが、最初は文章を書けなかった。
出来上がったのは、真っ黒に塗りつぶされた紙だった。
それでも、足繁く1年以上通い続け、本当は自分は父のことが大好きだったことがわかった。
毎朝花に水をやり、朝食をつくる父。
誰にも言われず進んで人の為に働く父。
厳しい労働にもかかわらず休むことなく働き、家族を支えてくれた父。
決して格好よくはないが、あるがままで周りの人を安心させる父。
父はとても優しい男だった。
僕はただ父との交流を求めていただけだったことを知った。
記述式内観で、父や母へのおおきなわだかまりが無くなった(ように思えた)自分だったが、根本のところは変わらなかった。
必死に続けたが何も変わらない現実。
前に進みたい。
だけど、どうしたらいいかわからない。
そんな空虚感を感じていた時に出会ったのが、dozenだった。
〔 初めて見たdozenの日記 −2006.06.24− 〕
⇒
Love S Peace/dozen: 00:04スピリチュアルかじりはじめの自分にとって、スピリチュアルを実際に日常にまで実践して生きている二人の男女は衝撃的だった。
この2,3週間後、キリストっぽい人のイメージが頻繁に頭に浮かぶ。
(少し長い髪の初老のローブを着た人が丘の上にいる。その人の元に行きたいと当時のブログに書いている。今思えばサナンダのアクセスにある「起こしにかかる」とはこのことか。)
ブログを読みあさる内に、二人へ興味が「会いたい」に変わっていき、衝動を抑えきれなくなっていった。
勇気を振り絞り、二人に会いに行き、出会った時に思わず握手したのが2年半前。 (− 2006.07.30− )
そして、俺の自己探究がをはじまった。
自己探究の中で、いまだ癒されぬ父や母への想いがあることを知った。
自己探究ではスパイラルで質は違えどまた同じ学びをすることも知った。
そして、今。
また男性性(父性)についての学びが浮上したようだ。
強く訴えるインナーチャイルドをあやしながら休憩室で食後の一服。
すると主任が隣に座り、一緒に仕事の話しをはじめた。
主任は俺と一つ違い。
子供が二人いる。
俺は未だ子供のような感情をもちながらも、主任と同じように子供がいてもおかしくない年齢なのだなと話しながら思った。
主任との会話を終え、休憩室にいる他のみんなを見ていた。
年齢は様々で俺より若い人はもちろん、結構な年配の人もいる。
この会社にはとても沢山の人が働いている。
この会社に働かせてもらってからもうすぐ半年になろうとしていた。
そして、その人々と接する中でたくさんの交流や気付きがあった。
一番嬉しい発見は、みんなの純粋な部分を見ることができたこと。
いつもしかめっつらしている人。
いつも楽しそうにしている人。
変にすれてしまっている人。
えらそうな人。
いつもぺこぺこしてる人。
勤勉な人。
決して目を合わせようとしない人。
優しそうな人。
強そうな人。
みんなそれぞれに「自分」を演じている。
そして、みんなそれぞれに純粋な部分があって、それが形を変えて表現されているんだってことがわかった。
だれもが程度はあれど純粋な子供の部分をもっている。
外見は大人でも子供の純粋な部分。
そして、僕も子供の部分は多いかもしれないけれど、大人の部分もある。
みんな自分の中に子供のような純粋な部分を抱えて生きている。
その点では誰も同じだ。
安定している人ほど自分の中の子供を育み、インナーアダルトを育み、さらに男女性を育みと内のコミュニケーションが円滑なのだろう。
俺はどうだろう?
やはりまだまだこれからといったところだろうか。
よし!自分を愛そう。
僕は僕で自分の子供を癒し、育もう。
以前ならインナーチャイルド(心の傷)について深めていたが必要ない。
自我でいくら自我の部分を分析したとしても自我でしかない。
自我で理解しようとする限り、
自我で自我にフォーカスしている限り同じ事を繰り返す。
それを自ら体験し、dozen/Renのエッセンスからそれに気付くことができたのが12月。
本当に必要なのは、より高い意識に繋がり、その視点をもってことにあたること。
それは自分が幼かろうが、成熟していようが関係なく。
そのようなことを教わったのだった。
今回のことをファミレスでdozen/Renに話し、エッセンスを引き寄せた。
「そうやねん。子供は親を完璧だと思ってる。でな・・・」
ふむふむ。。。
dozen/Renは高い視点と広い視野で色んなエッセンスを教えてくれる。
まるで内なる自己との対話のようだ・・・
まだまだ人や自分への信頼が大きくはない僕にとって、信頼できる数少ない存在だ。
【参考】自己探求は宝物探し 〜dozenブログより
【参考】男性性と女性性
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